ペルテ混声合唱団

豊島区、練馬区を中心に活動するペルテ混声合唱団のブログです。

2022年6月28日(火) 通常練習

6/28(火) 雑司が谷地域文化創造館 音楽室で練習がありました。


発声練習のあと、黙礼の「4.あなた」「5.生きる」「1.祈る」の順番で練習をしていきました。


「4.あなた」では、前回の「歌う相手が楽譜の中にいる」という状況は改善されているが、自分の意志で歌っているのではなく、誰かに歌わされているように感じると先生からご指摘がありました。団員ひとりひとりが意志を持って入る、言葉に意志を持って歌うことが大切です。また20小節の「ほほに」は女声と男声の合流ポイントのため、ズレやすい場所です。女声は休符の間も男声をよく聴いておく必要があります。曲全体を通しても自分のパートだけでなく他のパート、できればピアノの譜面まで意識しながら歌いたいです。14小節からはソプラノが先行して歌うため、ソプラノがイニシアチブを持つ、主導権を得るように歌って、他パートがソプラノに寄り添うようにしたいと先生からお話がありました。またアルトは我が道を行く旋律を歌うので、気持ちで負けずしっかりと歌い切りましょう。30小節からは自分が歌っていない部分で体が停止して固まってしまっているとご指摘がありました。歌っていない休符の部分も音楽が流れているのを感じるようにしたいです。


74小節からはvoce spintoを意識して歌いました。85小節からはspiritosoですので、気持ちを込めて言葉を強く歌います。一番最後の「雲が流れる」の「る」の部分は、発声練習でもやりましたが、前後の音の響きだけではなく、響きが高い所にあることが必要です(高さの響きが甘くなってしまうと、流れ「ろ」に聞こえてしまいます)


「5.生きる」は20小節からの「鮮やかな」の「か」の部分が、子音を準備している間に遅れてしまいがちなため、繰り返して練習しました。24小節の「蝶をとらえた」からは、スピードを落としてゆっくり歌ってみました。通常の速さで歌っている時は気が付きませんでしたが、1つ1つの音が少し短くなってしまっていることがわかりました。1つ1つの音をその音価分歌うという意識が必要ですが、意識しすぎると遅れてしまうため、テンポにのせて歌えるようになりたいです。蝶の「ちょ」の部分の子音を前に出して歌う練習も繰り返し行いました。「5.生きる」に関しては、最初から通して歌った時に、最後の曲で脚力がどれだけ残っているかが懸念されるところです。足が疲れて開いた声にならないように、これからの練習の中で感覚を掴んでいきたいです。


「1.祈る」は曲の最初の部分でもあるので、意図的に練習を多くしていますと先生からお話がありました。一番最初の出だしは女声が先行して先に歌い始めるので、いい歌を歌ってくれると、後から入る男声もつられていい演奏になっていくため、責任重大!です。音は取れているので、1個1個の単体の音符の羅列ではなく、フレーズになるように歌えるようになりましょうと先生からコメントがありました。正しい音でかつ繋がったフレーズになるように歌うのはなかなか難しいです。フラットがついている音は低くなり過ぎてしまいがちなので、ここも注意が必要です。繰り返し出てくる「あった」のスタッカートは飲み込むのではなく、切って歌うということも確認しながら練習しました。


次回の練習は7月3日(日)雑司が谷地域文化創造館 19時~20時です。
暑い毎日が続いています。体調に気を付けて次回また元気にお会いしましょう。