ペルテ混声合唱団

豊島区、練馬区を中心に活動するペルテ混声合唱団のブログです。

2022年9月25日(日) 通常練習

9月25日(日)、雑司が谷地域文化創造館で練習がありました。
 
日曜日の夜の練習は久しぶりです。この日を含めて、演奏会本番までの練習はあと5回となりました。この日の練習から本番までの間は、毎回全曲歌いますと先生からお話がありました。



★アルカデルト「アヴェ・マリア


27小節のnobisの後は、しっかりブレスを取って間を開けます(先生が合図をくださいます)
30小節からは少しゆっくりになります。32小節、nobisの「bis」はアルト以外はファを歌っています。このファが合うとさらに良くなります。

団員各自が、ブレスや自分はこう歌おうとしているんだ、こう歌っているんだというのを助演さんと共有できるようにしましょう。



カッチーニアヴェ・マリア

歌の出だしはピアノですが、少し大きめに入りましょう。
間奏の間に息を止めない。しっかりブレスをして息を整えておきましょう。25小節からはメゾピアノになりますが、ちょっと強めに入って、2段かけて少しずつメゾピアノにしていきます。クレッシェンド・デクレッシェンドも意識して。 8分音符が走らないように。「全体的にだいぶ良くなってきました」と先生からお褒めの言葉をいただきました。


★バッハ/グノー「アヴェ・マリア


女声がゆっくりブレスを取れるよう、前回よりテンポが少し遅くなりました。アルトさん、バスさんはきついかもしれませんが、ブレスの位置を調節する、カンニングブレスを使うなどして対応してください。
下3声がソプラノさんに譲り過ぎている感じがするので、もう少ししっかり歌っても大丈夫です。言葉もしっかり(そのほうがソプラノさんも歌いやすいです)
この曲では、B(シのフラット)は高めに取ります(「フラット」と思って歌うと低くなってしまいがちです)特にソプラノさんはG(ソ)の音以外はすべて高めと思って歌いましょう。


★上田益「アヴェ・マリア」・・・テンポ感のない、拍感を感じさせない演奏にしましょう。


8小節の女声が入るところは、新しくつくるのではなく、先に歌っていた男声についていく感じで。
9小節からはハモリになります。しっかり聞こえたい場所ではありますが、ソプラノさんアルトさんともに低めの音なので頑張り過ぎないように。またソプラノさんとバスさんは「レ」と「ミ」でぶつかっています。ソプラノさんはバスさんの「レ」につられて「ミ」が低くならないようにしましょう。
18小節の「fructus」を音楽の一つの山にしたいです。ventrisで一度おさめて、tui Jesusを付け足す感じ。
キリスト教において「3」というのはとても大事な数字です(三位一体・・・父と子と聖霊)。Amenが3回繰り返されますが、3回のAmen父と子と聖霊それぞれに向けて違う意味合いで歌うつもりで。


後半は黙礼を全曲練習しました。この日は音程よりもテンポ感や曲作り、間などを重視して練習していきました。「曲をどう歌いたいか」を伝えるのは団員の役目です。


「1.祈る」


50小節からは、ソプラノさんとテノールさんは歌い始めがぬるっとしないように。
「拍を合わせよう」と思うとお客様には「機械的で、拍を合わせようとしている音楽」に聴こえてしまいます。合わせることも大切ですが、それぞれが自分の意思で歌うことも心掛けましょう。
73小節の「心に」は遅れないように。遅れている人はブレスのところから遅れています。


「2.風」


8分音符を羅列にしないようにしましょう。言葉が通るように。
ソプラノさんの音色が良くなってきて、他のパートにもいい影響を及ぼしています。



「3.「命」よ」


歌い手が歌いやすいテンポが必ずしもいいテンポとは限りません。この日は割と快適なテンポで練習しましたが、本番は必ずしもこうはいかないことを心にとめておいてください。


「4.あなた」


はっきりと、言葉を大事に。
42小節の「空を見つめて」の「て」の音は、ソプラノさんが「レ」、バスさんが「ド」でぶつかっています。ソプラノさんはバスさんに負けないようにしっかりと出しましょう



「5.生きる」


「あざやかな」はあざやかに歌いましょう。自分で「あざやか」と思って歌うことが大切です。
歌いながら「これで良かったかな・・・」と反省会をしないようにしましょう。歌い始めたら音楽に集中です。「蝶を」の表現ですが、虫メガネで見るような小さな蝶のように聴こえます。綺麗な大きい蝶のイメージで歌いましょう。

 
 
この日は演奏会のチラシとチケットが配られました。

本番に向けて体調に留意して、頑張って練習していきましょう!
次回の練習は10月2日(日)、雑司が谷地域文化創造館 19時~21時です。