ペルテ混声合唱団

豊島区、練馬区を中心に活動するペルテ混声合唱団のブログです。

2022年6月21日(火) 通常練習

6/21(火) 雑司が谷地域文化創造館 音楽室で練習がありました。


発声練習に続いて、アルカデルトのAve Mariaを練習しました。最初の8小節を歌ってみると、音程や発声はまずまずですが、2分音符の長い音が減衰してしまうため注意が必要だということがわかりました。また、音が高くなると声が大きくなる、音が低くなると声が小さくなってしまうという傾向も見られました。これを回避するためには、高い音を抑えるのではなく、低い音をしっかり歌うという意識が必要です。低い音をしっかり歌うには息をたくさん消費するので、しっかりブレスをすることも大切です。


黙礼は「1.祈る」から「5.生きる」までをすべて練習しました。


「1.祈る」でもAve Mariaに引き続き高い音が大きくて声が開いていく、低い音がつまって音が小さくなっていく傾向がありました。黙礼でも下の音をしっかり歌うことが大事です。41小節からのアルトとバスの「あった隊」は入るのが難しいので、待っている間に早めに準備をしておきましょうと先生からコメントがありました。81小節からはソプラノとアルトの「祈る」の掛け合いがありますが、アルトが不安定になるとソプラノもつられて不安定になってしまいます。お互いがしっかり歌ってキャッチボールになるように歌いたい部分です。


「2.風」では、お客様に拍を感じさせない生きた演奏にするため、各自が拍感(パルス)を持って迷子にならない、一人一人が歩んでいけるようになりましょうと先生からお話がありました。ブレスを合わせて、合わせた後は自分で進んでいくことが必要です。


「3.「命」よ」は何回も繰り返して練習すると疲れるパートなので、1回で決めるんだという集中力を持って歌ってみました。最初から通して歌ってみたところ、最後まで集中力が切れずに歌えたと先生からお褒めの言葉をいただきましたが、体力的な面では声を温存したような歌い方で少し物足りないのがもったいない、最後までしっかり歌えるようにするとさらに良いとコメントがありました。前半の「告げる」「囁く」「泣く」・・・と言葉が変わる部分の表現ですが、もうワンテンポ早く次の歌詞が何かを認識してイメージしたうえで歌うようにできると良いというアドバイスもいただきました。


「4.あなた」は誰に向かって歌っているか?「あなた」は楽譜の中にいるのではなく、客席にいる誰かに向かって歌うという意識を持ちましょうと先生からお話がありました。全体的にはだいぶ歌えるようになってきているため、和音にこだわって、ソプラノとテノール、アルトとバスに分かれて歌うなどして、音を確認しながら練習しました。他のパートがどんな音を歌っているかを意識するだけでも和音がはまってきます。ひかりの「輪」の部分の和音は特に難しいため、繰り返し練習しました。


「5.生きる」の「蝶」を3回繰り返す部分ですが、1匹の蝶に固執して追いかけているような歌い方になっていると先生からご指摘がありました。3回繰り返す「蝶」はそれぞれ別の蝶で、あちらにもこちらにも蝶がいるような幅広いイメージで歌えるようになりたいです。


この日の練習では、先生の「だいぶいいです」「大変いいと思います」がいつもより多く聞かれた気がします。これからも先生の「だいぶいい」がたくさん聞けるように、頑張って練習していきましょう。

 

次回の練習は、6月28日(火)雑司が谷地域文化創造館 19時~21時です。