ペルテ混声合唱団

豊島区、練馬区を中心に活動するペルテ混声合唱団のブログです。

2022年7月12日(火) 通常練習

7/12(火) 南大塚文化創造館 音楽室で練習がありました。


発声練習の後、前回楽譜が届いた上田益さん作曲のAve Mariaから練習を始めました。一度通してゆっくり目に最後まで歌ってみました。聴いている人には拍感を感じさせない演奏にしたいですが、歌う側は今は何拍子で今は何拍目かをしっかり把握しておきましょうと先生からお話がありました。また、今がユニゾンなのか、ハモっているのかも確認しておくことも大切だそうです。ユニゾンの部分では音程を合わせることも大事ですが、声を合わせて飛び出たり遅れたりしないよう気を付ける必要があります「Ave」のvは前に出しましょうと注意がありました(そうしないと「阿部マリア」になってしまいます!)


「黙礼」は「2.風」「3.「命」よ」「4.あなた」を練習しました。


「2.風」は、伸ばすところのハーモニーを確認するため、ゆっくり目に歌ってみました。音程は取れているのに和音がきれいに響かな時があるのは、パート間のバランスがよくないのだそうです。根音はしっかり、第3音低めに、第5音は高めに・・・と言われますが、理論的に考えず、それぞれが和音を1つずつ作っていくという意識を持ちましょうと教えていただきました。33小節からは、ピアノが分散和音になって参加してきます。伴奏の和音が決まるまで時間がかかるので、先取りしてどんな和音がくるかを意識しておきましょうとお話がありました。また、ソプラノさんがどういうメロディーを歌っているかを知るために、全員でソプラノパートを歌ってみました。ピアノとソプラノが作っている音楽の中でハモるという意識を持ったうえで、自分のパートに戻って練習しました。


「3.「命」よ」は練習の冒頭で、このパートは何回も繰り返して練習すると疲れてしまうため、今までにやったことや、きちんと息を吸うなど基本的なことをしっかり意識して練習することを心がけましょうとお話がありました。71小節からは、無伴奏になるため各自がテンポ感をもっていないと墜落してしまいます。先生が指揮で拍を刻むのをやめて歌ってみた所、休符が多くなってしまっていることがわかったため、休符を意識しながら歌ってみました。また、95小節からは「命を「命」に祈るこの時」という歌詞の受け渡しや流れを意識しながら歌いましょうと先生からコメントがありました。


「4.あなた」では、また全員でソプラノパートを歌ってみました。また25小節からアルトのパートソロが出てくるため確認しながら練習しました。一番大事な課題として、アルトのソロの部分は絶対遅れないようにしましょうと注意がありました。遅れないように入ろうと思うと、言葉の最初にアクセントがついてしまったり、遅れないようにと思うため逆にテンポが走ってしまうことが分かりました。ソプラノさんにも共通して言えることですが、音量とテンポを守って歌うことが大事なのだそうです。「光の輪」の部分の和音が難しいため、繰り返し練習した所でこの日の練習は終わりました。


次回の練習は7/26(火)雑司が谷地域文化創造館 19~21時です。少し日程が開いてしまいますが、体調管理に留意して、皆様また元気にお会いしましょう!

2022年6月28日(火) 通常練習

6/28(火) 雑司が谷地域文化創造館 音楽室で練習がありました。


発声練習のあと、黙礼の「4.あなた」「5.生きる」「1.祈る」の順番で練習をしていきました。


「4.あなた」では、前回の「歌う相手が楽譜の中にいる」という状況は改善されているが、自分の意志で歌っているのではなく、誰かに歌わされているように感じると先生からご指摘がありました。団員ひとりひとりが意志を持って入る、言葉に意志を持って歌うことが大切です。また20小節の「ほほに」は女声と男声の合流ポイントのため、ズレやすい場所です。女声は休符の間も男声をよく聴いておく必要があります。曲全体を通しても自分のパートだけでなく他のパート、できればピアノの譜面まで意識しながら歌いたいです。14小節からはソプラノが先行して歌うため、ソプラノがイニシアチブを持つ、主導権を得るように歌って、他パートがソプラノに寄り添うようにしたいと先生からお話がありました。またアルトは我が道を行く旋律を歌うので、気持ちで負けずしっかりと歌い切りましょう。30小節からは自分が歌っていない部分で体が停止して固まってしまっているとご指摘がありました。歌っていない休符の部分も音楽が流れているのを感じるようにしたいです。


74小節からはvoce spintoを意識して歌いました。85小節からはspiritosoですので、気持ちを込めて言葉を強く歌います。一番最後の「雲が流れる」の「る」の部分は、発声練習でもやりましたが、前後の音の響きだけではなく、響きが高い所にあることが必要です(高さの響きが甘くなってしまうと、流れ「ろ」に聞こえてしまいます)


「5.生きる」は20小節からの「鮮やかな」の「か」の部分が、子音を準備している間に遅れてしまいがちなため、繰り返して練習しました。24小節の「蝶をとらえた」からは、スピードを落としてゆっくり歌ってみました。通常の速さで歌っている時は気が付きませんでしたが、1つ1つの音が少し短くなってしまっていることがわかりました。1つ1つの音をその音価分歌うという意識が必要ですが、意識しすぎると遅れてしまうため、テンポにのせて歌えるようになりたいです。蝶の「ちょ」の部分の子音を前に出して歌う練習も繰り返し行いました。「5.生きる」に関しては、最初から通して歌った時に、最後の曲で脚力がどれだけ残っているかが懸念されるところです。足が疲れて開いた声にならないように、これからの練習の中で感覚を掴んでいきたいです。


「1.祈る」は曲の最初の部分でもあるので、意図的に練習を多くしていますと先生からお話がありました。一番最初の出だしは女声が先行して先に歌い始めるので、いい歌を歌ってくれると、後から入る男声もつられていい演奏になっていくため、責任重大!です。音は取れているので、1個1個の単体の音符の羅列ではなく、フレーズになるように歌えるようになりましょうと先生からコメントがありました。正しい音でかつ繋がったフレーズになるように歌うのはなかなか難しいです。フラットがついている音は低くなり過ぎてしまいがちなので、ここも注意が必要です。繰り返し出てくる「あった」のスタッカートは飲み込むのではなく、切って歌うということも確認しながら練習しました。


次回の練習は7月3日(日)雑司が谷地域文化創造館 19時~20時です。
暑い毎日が続いています。体調に気を付けて次回また元気にお会いしましょう。

2022年6月21日(火) 通常練習

6/21(火) 雑司が谷地域文化創造館 音楽室で練習がありました。


発声練習に続いて、アルカデルトのAve Mariaを練習しました。最初の8小節を歌ってみると、音程や発声はまずまずですが、2分音符の長い音が減衰してしまうため注意が必要だということがわかりました。また、音が高くなると声が大きくなる、音が低くなると声が小さくなってしまうという傾向も見られました。これを回避するためには、高い音を抑えるのではなく、低い音をしっかり歌うという意識が必要です。低い音をしっかり歌うには息をたくさん消費するので、しっかりブレスをすることも大切です。


黙礼は「1.祈る」から「5.生きる」までをすべて練習しました。


「1.祈る」でもAve Mariaに引き続き高い音が大きくて声が開いていく、低い音がつまって音が小さくなっていく傾向がありました。黙礼でも下の音をしっかり歌うことが大事です。41小節からのアルトとバスの「あった隊」は入るのが難しいので、待っている間に早めに準備をしておきましょうと先生からコメントがありました。81小節からはソプラノとアルトの「祈る」の掛け合いがありますが、アルトが不安定になるとソプラノもつられて不安定になってしまいます。お互いがしっかり歌ってキャッチボールになるように歌いたい部分です。


「2.風」では、お客様に拍を感じさせない生きた演奏にするため、各自が拍感(パルス)を持って迷子にならない、一人一人が歩んでいけるようになりましょうと先生からお話がありました。ブレスを合わせて、合わせた後は自分で進んでいくことが必要です。


「3.「命」よ」は何回も繰り返して練習すると疲れるパートなので、1回で決めるんだという集中力を持って歌ってみました。最初から通して歌ってみたところ、最後まで集中力が切れずに歌えたと先生からお褒めの言葉をいただきましたが、体力的な面では声を温存したような歌い方で少し物足りないのがもったいない、最後までしっかり歌えるようにするとさらに良いとコメントがありました。前半の「告げる」「囁く」「泣く」・・・と言葉が変わる部分の表現ですが、もうワンテンポ早く次の歌詞が何かを認識してイメージしたうえで歌うようにできると良いというアドバイスもいただきました。


「4.あなた」は誰に向かって歌っているか?「あなた」は楽譜の中にいるのではなく、客席にいる誰かに向かって歌うという意識を持ちましょうと先生からお話がありました。全体的にはだいぶ歌えるようになってきているため、和音にこだわって、ソプラノとテノール、アルトとバスに分かれて歌うなどして、音を確認しながら練習しました。他のパートがどんな音を歌っているかを意識するだけでも和音がはまってきます。ひかりの「輪」の部分の和音は特に難しいため、繰り返し練習しました。


「5.生きる」の「蝶」を3回繰り返す部分ですが、1匹の蝶に固執して追いかけているような歌い方になっていると先生からご指摘がありました。3回繰り返す「蝶」はそれぞれ別の蝶で、あちらにもこちらにも蝶がいるような幅広いイメージで歌えるようになりたいです。


この日の練習では、先生の「だいぶいいです」「大変いいと思います」がいつもより多く聞かれた気がします。これからも先生の「だいぶいい」がたくさん聞けるように、頑張って練習していきましょう。

 

次回の練習は、6月28日(火)雑司が谷地域文化創造館 19時~21時です。

2022年6月14日(火) 課外活動 石垣山一夜城歴史公園

6/14(火)課外活動ということで、団員有志で石垣山一夜城歴史公園へハイキングに行ってきました(偶然にもメンバーがチームアルトでした)

 

あいにくお天気には恵まれませんでしたが、悪天候のせいかほぼ貸切状態の歴史公園でのんびりと公園内を散策しました。

 

 

歴史公園の後は小田原漁港に移動して、小田原おさかな通りのお店で昼食。楽しいひとときを過ごしました。

 

2022年6月12日(日) 通常練習

6月12日(日)雑司が谷地域文化創造館・音楽室で練習がありました。

 

黙礼は「1.祈る」から「4.あなた」までを練習しました。ここ何回かの練習で助演さんが多く来てくださった影響で、「それぞれがしっかり歌う」という気持ちの持ち方の面でいい効果が出てきていると先生からコメントをいただきました。ただやはり後半になるにつれだんだん自信がなくなっているように聞こえてしまうというご指摘もありました。歌い終わったら謙虚に振り返る気持ちが必要ですが、歌ってる間は最後までしっかりと自信をもって歌うことが大切です。

 

「1.祈る」は、やはり50小節からの音符の細かくなるところが走ってしまう傾向があるため、リズムを感じるため裏拍で手を叩きながら歌って練習しました。

 

「2.風」では、音はだいぶ取れているので、そろそろ自分以外のパートやピアノの伴奏にも興味をもって歌うようにしていきましょうとお話がありました。

 

「3.「命」よ」は、最後まで力尽きない、最後まで設計図をイメージしながら歌うことを意識して練習をしました。この曲は後半になってくるとだんだんきつく感じる部分もありますが、心が折れずにしっかり最後まで歌うという意志も大切です。言葉の横のつながりを忘れてスタッカート気味になってしまいがちなので、マルカートになるようにゆっくり歌ってみる練習をしました。最後の音が短くならないように気を付けることも必要です。

 

「4.あなた」では、合わせるのに集中しすぎると無機質な演奏になってしまうので、生きた旋律にするため、合わなかったりズレたりすることを怖がらずに練習していきましょうとご指示がありました。歌い出しを明瞭に、伸ばすところは消えていかずにしっかり伸ばす、デクレッシェンドがモレンドにならないようになどに気を付けながら練習しました。また「光の輪」「星と星」などのフレーズはそれぞれが情景を思い浮かべて歌うようにしましょうと先生からお話がありました。

 

「4.あなた」を歌っている途中に、CacciniのAve Mariaの練習を挟みました。音はだいぶ身に付き始めてきたので、和音を確認するためゆっくり歌ってみました。長い音符は音を伸ばしているうちに音が合ってきますが、短い4分音符は和音が決まる前に進んでしまうなど課題が見えてきました。自分のパートだけではなく、他のパートまで含めて和音で考えられるように練習していきましょうと先生からコメントがありました。また最後のテノールのアーメンの部分が、短調の曲なのに最後の音だけ長調の和音(長三和音)で終わることを「ピカルディ終止」ということを教わりました。

 

次回の練習は6/21(火)、雑司が谷地域文化創造館 19時~21時です。

2022年5月31(火) 通常練習

5月31日(火)、南大塚地域文化創造館で練習がありました。


黙礼の「1.祈る」から練習が始まりました。毎回の練習で言われることではありますが、早く出てしまったり遅くなったりすることを恐れない、間違える経験を繰り返すことによって歌えるようになっていきましょうとお話がありました。特に長い前奏のあとで一番最初に出る女声の部分は大変緊張するところでもありますが、いまズレることを恐れて練習していると、本番でズレるそうです。所々で助演さんがお手本を見せてくださるので、団員は大変勉強になります。

 

「1.祈る」のあとに休憩をはさんでアルカデルトのAve Mariaを練習しました。ひとりひとりがいい声を響かせることと、音楽的な部分やハーモニーを両立させることが大事ですが、難しい所でもあります。音符の一つ一つが切れてしまわないように、先生が「回転寿司が流れてくるイメージで」とおっしゃったところ、母音がよく繋がりフレーズが流れるようになってきました。


Ave Mariaのあとは黙礼に戻り、「1.祈る」の後半を通して歌ったあとに「2.風」を練習しました。一度通して歌ったあと、最初のほうから細かいフレーズで練習していきました。黙礼でも母音が繋がるよう回転寿司のイメージで歌うことが大事です。また中盤のピアノの伴奏にも注目してみました。21小節の「ほしよ」から伴奏の形が変わります。石塚先生のイメージは、21小節までは佇んでいる、それ以降は前に進んでいくイメージだそうです。全員が同じように感じる必要はありませんが、一人ひとりが情景を感じてそれぞれのイメージを持つことが重要です。33小節からはピアノは3連符、合唱は8分音符で進んでいきます。3連符の伴奏にのって8分音符で歌うのは技術的にも難しいところです。ピアノを意識しつつ、次の和音を予想しながら歌うこと、3連符につられて8分音符が短くならないようにすること(特に最後の音)が大切です。

 

次回の練習は、

6月12日(日) 雑司が谷地域文化創造館 音楽室 19時~21時 です。

雑司が谷地域文化創造館 通常練習

雑司が谷地域文化創造館 音楽室で練習がありました。

この日はテノール歌手としてご活躍される新海康仁先生がご指導に来てくださいました。

 

石塚先生の発声練習のあと、新海先生から「姿勢が巻き肩の人や体が固まっている人が多い」とご指摘があり、首や肩の運動から練習が始まりました。

 


黙礼は「1.祈る」を練習しました。「曲を作るための状態を作る」ことが必要ということで、母音だけで歌う練習を多く行いました。その他にも歌い出しの前の小節の4拍目で手を叩いたり、肩を回しながら歌ってみたり・・・いつもとちょっと違う雰囲気の練習もまた面白く、和やかに練習が進んできました。


後半はアルカデルトの「Ave Maria」を練習しました。こちらも初めは母音だけで歌い、細かく確認をしながら最後まで歌いました。


今後も他の先生によるご指導やボイトレが増えていくかと思われますが、「先生方が理想とするゴールは基本的には近い所にある。そこにたどり着くのに、右から行くのか、左から行くのか、いったん遠回りをしてから行くのか・・・というのが色々な先生に教わる良さ」と新海先生からお話がありました。

見える景色の違いを楽しみながら、演奏会に向けて頑張っていきたいと思います。

 

次回の練習は、

5月31日(火)、南大塚地域文化創造館 音楽室 19時~21時 です。